苦手科目の克服方法は「原因の特定」から始まります
「数学だけどうしても点が取れない」「英語のテストになると手が止まる」——幕張本郷にある学習塾トラスティスクールにも、こうしたご相談が毎月のように寄せられます。結論からお伝えすると、苦手科目の克服方法で最も大切なのは、やみくもに問題数をこなすことではなく、どこでつまずいているのかを具体的に特定してから手を打つことです。同じ「英語が苦手」でも、単語不足なのか、文法理解が曖昧なのか、長文を読むスピードが足りないのかで、必要な勉強はまったく変わります。
この記事では、中学受験・高校受験・大学受験を控えた生徒さんとその保護者の方に向けて、苦手科目を「なんとなく嫌い」から「得点源の一歩手前」まで引き上げるための具体的な手順を整理します。
苦手は3つのタイプに分かれる
まずは、お子さまの苦手がどのタイプかを見極めましょう。タイプによって打ち手がまったく異なります。
| タイプ | よくある症状 | 有効な対策 |
|---|---|---|
| 知識不足型 | 用語・単語・公式が出てこない。白紙の解答が多い | 範囲を絞った暗記の反復。1日10分でも毎日触れる |
| 理解不足型 | 解説を読めば分かるが自力では解けない。応用になると崩れる | 前の学年までさかのぼって基礎を再確認。人に説明してみる |
| 処理速度型 | 知識も理解もあるが時間切れ。見直しができない | 時間を計った演習。解く順番と捨て問の判断を練習 |
直近のテストの答案を手元に用意し、間違えた問題を上の3つに仕分けしてみてください。多くの場合、どれか1つに偏っています。その偏りこそが、最優先で取り組むべきポイントです。
苦手科目を伸ばす勉強法5ステップ
ステップ1:範囲を極端に狭める
苦手科目に対して「教科書を最初から全部やり直す」という計画は、ほぼ確実に途中で止まります。まずは1単元、できれば1週間で終わる分量まで範囲を絞ってください。数学なら「一次関数のグラフの読み取りだけ」、英語なら「不定詞の3用法だけ」という具合です。狭い範囲で「できるようになった」という手応えを得ることが、次の単元へ進む燃料になります。
ステップ2:基礎問題を「3回」解き直す
苦手科目では、1回解いて丸付けをして終わりでは定着しません。おすすめは、同じ問題を日を空けて3回解く方法です。1回目は解説を見ながらでも構いません。2回目は翌日、3回目は1週間後。3回目に自力で解けたものだけを「できる問題」と数えます。この基準を持つだけで、テスト本番での再現性が大きく変わります。
ステップ3:間違いの理由をひと言メモする
「符号ミス」「三単現のsを忘れた」「設問を読み違えた」など、間違えた理由をノートの余白にひと言書き添えます。1か月分たまると、自分の失点パターンがはっきり見えてきます。苦手科目の失点は、実は数種類のミスの繰り返しであることが少なくありません。
ステップ4:毎日15分、必ず触れる
苦手科目ほど後回しにされ、週1回しか触れない状態になりがちです。しかし記憶は間隔を空けるほど薄れます。土日にまとめて2時間やるより、平日に15分ずつ触れるほうが定着します。幕張本郷中学校をはじめ、近隣の公立中学校に通う生徒さんを見ていても、短時間でも毎日続けている子のほうが、テスト前の伸び方が安定しています。
ステップ5:得意科目とセットで学習する
苦手科目だけを机に向かって続けるのは精神的に負担が大きいものです。「苦手科目15分 → 得意科目30分」のように、得意科目を後に置くと、勉強時間全体が途切れにくくなります。順番を工夫するだけで継続率は変わります。
やりがちだが効果が薄い勉強法
- 難しい問題集から始める:解けない経験が積み重なり、苦手意識がさらに強化されます。
- 解説を読んで「分かったつもり」で終わる:必ず解説を閉じて、自力で再現できるか確認しましょう。
- ノートをきれいにまとめることが目的化する:まとめ作業は手が動くぶん勉強した気になりますが、得点には直結しにくい作業です。
- 全科目を同じ配分で勉強する:苦手科目は伸びしろが大きい分野です。時間配分を意図的に偏らせましょう。
保護者の方ができるサポート
保護者の方には、点数そのものより「前回より正答率が上がった単元」に目を向けていただきたいと思います。苦手科目は成果が出るまでに時間がかかるため、途中経過を認める声かけが継続の支えになります。また、家庭だけで原因の特定が難しいと感じたら、第三者の目を借りるのも有効です。トラスティスクールでは一人ひとりの理解度に合わせた授業で、どの単元のどの段階でつまずいているかを一緒に整理しています。実際の進め方を見てみたい方は、無料体験授業で学習の様子をご確認いただくこともできます。
まとめ:苦手科目の克服方法は「狭く・繰り返し・毎日」
苦手科目は、才能ではなく取り組み方の問題であることがほとんどです。範囲を狭め、同じ問題を3回繰り返し、毎日15分でも触れる。この3つを1か月続けるだけでも、手応えは変わってきます。幕張本郷のトラスティスクールでも、苦手科目に向き合った生徒さんが少しずつ自信を取り戻していく姿を数多く見てきました。まずは直近のテストの答案を広げ、どのタイプの苦手なのかを確かめるところから始めてみてください。
学習指導要領や各教科の学習の考え方については、文部科学省の公式サイトもあわせてご参照ください。
【トラスティスクールより一言】
幕張本郷の教室で「数学が嫌い」「英語は才能がない」と下を向く生徒の答案をひも解くと、9割以上の確率で「才能」ではなく「過去の小さなつまずきの放置」に行き着きます。
たとえば、中学2年生で「連立方程式がどうしても解けない」と悩んでいた生徒が、実は小学校の「分数の通分」や中1の「移項のルール」で引っかかっていただけだった、というケースは決して珍しくありません。苦手科目の克服は、こんがらがった糸をほどく作業と全く同じです。今の学年の難しい問題を力任せに解こうとして無理に引っ張れば、苦手意識という結び目はさらに固く、複雑になってしまいます。
しかし、勇気を出して学年をさかのぼり、原因となっている「最初の結び目」さえ見つけて丁寧にほどいてあげれば、驚くほどスルスルと理解が進み、「なんだ、そういうことだったのか!」とパッと表情が明るくなります。この「わかった!」という瞬間の生徒の顔を見るのが、私たち講師にとって一番のやりがいです。
もしご家庭で「うちの子はどこで糸が絡まっているのか分からない」「基礎に戻れと言っても本人のプライドがあって嫌がる」とお悩みの場合は、無理にご家庭で解決しようとせず、過去のテスト答案をそのままトラスティスクールへお持ちください。私たちがプロの目で「最初の結び目」を正確に見つけ出し、お子さまの意欲を引き出しながら自然に基礎から立て直すサポートを全力で行います。
