模試の結果の活かし方で差がつく|幕張本郷のトラスティスクールがお伝えしたいこと
模試が返却されると、多くの生徒さんがまず偏差値と志望校判定に目を向けます。しかし、成績を伸ばしていく生徒に共通しているのは、判定で一喜一憂するのではなく、答案そのものから次の一手を見つけていることです。模試の結果の活かし方を知っているかどうかで、同じ1回の模試が「落ち込むだけの紙」にも「数か月分の学習計画表」にもなります。幕張本郷の個別指導塾トラスティスクールでも、返却後の面談では点数よりも「どこで、なぜ失点したか」を一緒に確認する時間を大切にしています。ここでは、中学受験・高校受験・大学受験を控えたご家庭に向けて、模試を次につなげるための具体的な手順を整理しました。
まず確認したいのは「判定」ではなく「失点の中身」
模試の判定は、あくまで現時点での相対的な位置を示す目安です。出題範囲や受験者層が変われば数字も動きますし、本番までの伸びしろは判定には含まれていません。判定だけを見て志望校を諦めたり、逆に安心して手を緩めたりするのは、どちらももったいない使い方です。
失点は3種類に分けられる
- 知識・理解の不足:そもそも解法や語句を知らなかった。インプットのやり直しが必要。
- 処理・ケアレスミス:わかっていたのに計算ミス、符号ミス、記号の書き間違いで落とした。
- 時間切れ・戦略ミス:後半の大問に手がつかなかった、難問に時間をかけすぎた。
この3つは対策がまったく違います。知識不足なら教材に戻る、処理ミスなら見直しの手順を決める、時間切れなら解く順番を組み替える。まとめて「もっと勉強する」で片づけてしまうと、次の模試でも同じ失点を繰り返してしまいます。
模試を次に活かす5つのステップ
1. 当日中〜翌日に自己採点と感触メモ
記憶が新しいうちに「迷った問題」「勘で当たった問題」に印をつけておきます。正解していても理解していない問題は、次に出たら落ちる問題です。
2. 返却後1週間以内に解き直し
返却まで日が空くため、解き直しは「模試直後」と「返却直後」の2回に分けるのが効果的です。返却後は解説を読み、自分の答案とのズレを言葉でメモします。
3. 分野別得点率から優先順位をつける
成績表には分野ごとの得点率が載っています。配点が大きく、かつ得点率が低い分野が最優先。逆に、配点が小さい難問分野に時間を注ぐのは後回しで構いません。
4. 次の模試までの行動に落とし込む
「関数を頑張る」ではなく「週3回、一次関数の文章題を2問ずつ」のように、いつ・何を・どれだけやるかまで決めます。ここまで具体化できると、日々の勉強が模試と地続きになります。
5. 次回の目標を「点数」と「行動」の両方で立てる
目標点だけでなく「大問1のミスを0にする」といった行動目標を添えると、結果が出にくい時期でも振り返りができます。普段の学習でどう進めるかは、個別指導の授業内容のページでも考え方をご紹介しています。
【チェックリスト】あなたの模試の使い方は大丈夫?
次の項目に、いくつ「はい」と答えられるか確認してみてください。
- 模試の問題冊子を、解説と一緒に保管している
- 間違えた問題を、知識不足・ミス・時間切れに分類したことがある
- 解き直しノート(またはファイル)を作っている
- 分野別得点率を見て、次に優先する単元を決めている
- 試験中の時間配分を、前回と比べて調整している
- 正解したが自信がなかった問題にも印をつけている
- 判定だけでなく、前回からの科目別の推移を見ている
- 次の模試までにやることが、日付入りで決まっている
5つ以上に「はい」がつけば、模試は十分に学習の羅針盤として機能しています。3つ以下の場合は、成績が伸び悩む原因が勉強量ではなく振り返りの仕組みにあるのかもしれません。まずは1と3から始めるだけでも、次の結果は変わってきます。
保護者の方へ|結果を見たときの関わり方
返却直後の生徒は、本人が一番結果を気にしています。そこで「どうしてこの点なの」と原因追及から入ると、答案を隠すようになってしまうことも少なくありません。まずは「今回はどこが一番手応えあった?」と事実を聞く質問から入り、分析は落ち着いてから一緒に行うのがおすすめです。
また、幕張本郷中学校をはじめとする地域の公立中学校に通う生徒の場合、模試と定期テストでは出題の作り方が異なります。定期テストは範囲が限定され、学校の教材からの出題が中心ですが、模試は既習範囲全体からの総合問題です。定期テストは取れるのに模試で崩れる場合、多くは「前の学年の内容が抜けている」ことが原因です。落ち込む必要はなく、戻るべき地点がはっきりしたと捉えてください。
まとめ|1回の模試を、次の3か月の計画に変える
模試は合否を予告するものではなく、今の学習方法が機能しているかを点検する道具です。判定の一文字より、分野別得点率と解き直しノートのほうが、これからの伸びを決めていきます。模試の結果の活かし方を身につけた生徒は、回を重ねるごとに修正の精度が上がっていきます。
とはいえ、どの単元まで戻ればよいか、限られた時間でどれを優先すべきかは、一人で判断するのが難しい部分でもあります。幕張本郷のトラスティスクールでは、模試や答案を一緒に見ながら学習計画を組み立てる時間を設けています。ご家庭での振り返りに行き詰まったときは、無料体験授業で現状の課題を整理してみるのも一つの方法です。まずは次の模試まで、今日決めた1つの行動を続けてみてください。
学習評価や各種調査の考え方については、文部科学省の公式サイトもあわせてご参照ください。
【トラスティスクールより一言】
幕張本郷の教室に模試の結果が返ってくる時期、私はいつも生徒たちの「結果の開き方」をこっそり観察しています。
成績が上がっている生徒は堂々と机に広げますが、判定が振るわなかった生徒は、偏差値と志望校判定のアルファベットだけをチラッと見て、すぐにカバンの奥底に隠そうとします。中には、E判定という文字を見て悔しさや不安でポロポロと泣き出してしまう子もいます。
私はそんな時、「模試は君たちを落とすための『裁判』じゃないよ。今の弱点を見つけるための『健康診断』だ」と声をかけます。
健康診断で「鉄分不足」と診断されたら、落ち込んで自分を責めるのではなく、レバーやほうれん草を食べて栄養を補給しますよね。模試も全く同じです。「E判定」や「低い偏差値」は、「あなたには志望校は無理だ」という冷酷な宣告ではありません。「今のやり方のままでは届かないから、この単元(足りない栄養素)を重点的に補給しなさい」という、これ以上ないほど的確なアドバイスなのです。
保護者の皆様も、返ってきた結果の数字や判定を見ると、つい感情的になってしまう瞬間があるかもしれません。しかし、そこで「どうしてこんな点数なの!」と叱責してしまうと、子どもは次から怒られないために結果を隠すようになり、最も重要な「弱点の分析と治療」ができなくなってしまいます。
判定のアルファベットに一喜一憂しそうになったら、どうか深呼吸をして、その結果表をそのままトラスティスクールにお持ちください。私たちがプロの目で残酷に見える「結果」を、具体的な「次への作戦」へと翻訳し、お子さまが再び前を向いて机に向かえるよう全力でサポートいたします。
