2学期 つまずきやすい単元は「9月」で決まる
幕張本郷のトラスティスクールでは、毎年9月になると「夏休みは頑張ったのに、2学期の授業が急に難しく感じる」というご相談が増えます。実際、2学期 つまずきやすい単元は学年ごとにほぼ決まっており、そこを9月のうちに押さえられるかどうかで、その後の定期テストや入試演習の伸び方が大きく変わります。この記事では、小学生・中学生・高校生それぞれの「つまずきポイント」と、限られた時間でできる克服法を整理してご紹介します。
2学期序盤でつまずきやすい単元を学年別に整理
2学期の学習内容は、1学期に習った基礎を土台に「抽象度」が一段上がるものが多いのが特徴です。つまり、つまずきの原因は2学期の単元そのものではなく、1学期や前学年の理解のあいまいさにあることが多いのです。
| 学年 | つまずきやすい単元 | 実際の原因になりやすいところ | 9月の優先行動 |
|---|---|---|---|
| 小5・小6 | 割合・速さ、単位量あたりの大きさ | 分数・小数の計算処理、図に表す力 | 線分図・表に書き起こす練習を毎日5分 |
| 中1 | 方程式の文章題、英語の三人称単数 | 正負の数の符号処理、be動詞と一般動詞の区別 | 1学期範囲の計算・基本文の再確認 |
| 中2 | 一次関数、図形の証明、英語の不定詞・比較 | 比例/反比例の理解、用語の定義の暗記不足 | グラフと式の往復練習/証明の型の暗唱 |
| 中3 | 二次関数、相似、英語長文・関係代名詞 | 二次方程式の計算、文の構造把握 | 入試過去問より先に計算と基本文法の底上げ |
| 高1・高2 | 二次関数の最大最小、三角比、英文法の準動詞 | 場合分けの理解、数式の処理速度 | 解答の「途中式」を書き直す復習 |
とくに注意したい「数学の関数」と「英語の文構造」
学年をまたいで共通して失点につながりやすいのが、数学の関数分野と英語の文構造の理解です。関数は「式・表・グラフ」の3つを行き来できるかが勝負で、どれか1つだけの理解では応用問題に対応できません。英語は語彙だけを増やしても、主語と動詞を見つける習慣がなければ長文で崩れてしまいます。どちらも9月の段階で手を打てば、11月・12月の範囲にそのまま効いてきます。
9月のテスト対策で効果が出やすい3つの克服法
1. 「できない」を単元名ではなく問題タイプで特定する
「一次関数が苦手」という言い方では対策が立てられません。「グラフから式を求める問題は解けるが、2点から式を求める問題で止まる」というレベルまで絞り込むと、必要な練習量は一気に減ります。1学期の答案やワークを見返し、間違いを問題タイプごとに分類してみてください。
2. 前学年・1学期範囲の「戻り学習」を先にやる
2学期の単元でつまずいたとき、その単元をくり返すより、土台の単元に戻ったほうが早く解決することがよくあります。方程式の文章題なら正負の数と一次方程式の計算、不定詞なら動詞の使い方。遠回りに見えて、これが最短ルートになるケースは珍しくありません。トラスティスクールの授業内容でも、学校の進度に合わせながら必要に応じて前の単元に戻る設計を大切にしています。
3. テスト2週間前ではなく「授業の翌日」に復習を入れる
2学期は行事も多く、テスト直前にまとまった時間を確保しづらい時期です。だからこそ、授業を受けた日の夜か翌日に10〜15分だけ、その日の例題を解き直す習慣が効いてきます。定期テスト前の負担が目に見えて軽くなり、部活や学校行事との両立もしやすくなります。
比べてわかる「伸びる9月」と「もったいない9月」
- 伸びる9月:間違いを問題タイプで分類する/土台の単元に戻る/授業当日〜翌日に復習/テスト範囲表が出る前から準備を始める
- もったいない9月:ワークを最初のページから眺めるだけ/解答を写して丸をつける/テスト範囲発表を待ってから動き出す/得意科目ばかり触って苦手を放置
やっていることは似ていても、成果には差がつきます。特に中学生は、幕張本郷中学校をはじめ地域の公立中学校で2学期の定期テストが内申点に直結するため、9月の過ごし方は高校受験にも影響します。
家庭でできるサポートと、外部の力を借りる判断
保護者の方にお願いしたいのは、点数そのものより「どこで詰まっているか」を一緒に言葉にすることです。「この問題、何が分からない?」と聞いてみるだけでも、本人の理解の輪郭がはっきりします。一方で、原因が前学年にまでさかのぼる場合は、家庭学習だけで整理するのは負担が大きくなります。そんなときは第三者の目を借りるのも一つの方法で、学習状況の確認を兼ねて無料体験授業を活用される方もいらっしゃいます。
まとめ|9月の一手を幕張本郷から
2学期序盤のつまずきは、才能や努力不足ではなく「土台の確認不足」で起こることがほとんどです。単元名ではなく問題タイプで弱点を特定し、必要なら前の範囲に戻り、授業直後に短く復習する。この3つを9月のうちに回せれば、2学期後半の学習はぐっと楽になります。幕張本郷のトラスティスクールでは、一人ひとりのつまずきの位置を確認しながら学習計画を組み立てています。お子さまの2学期のスタートに不安を感じたら、早めのタイミングでご相談ください。
各教科の学習内容の系統性については、文部科学省「学習指導要領」のページもご参照ください。
【トラスティスクールより一言】
「2学期の数学が急にわからなくなった!」と焦って相談に来た中学2年生の生徒がいました。一次関数で完全に手が止まっていたのですが、思い切って中1の「比例・反比例」のグラフの書き方まで戻って復習したところ、「なんだ、基本は同じことだったんだ!」とパッと表情が明るくなったのをよく覚えています。
生徒たちの言う「わからない」という言葉の裏には、実は「どこからわからなくなったのかが、自分でもわからない」という不安が隠れています。当校では、そのもつれた糸を一緒にほどき、「ここからやり直せば大丈夫」という現在地を明確にすることから授業をスタートします。2学期の勉強に「あれ?」と違和感を持ったら、キズが深くなる前にぜひ一度、教室へ現状を話しに来てみてください。一つひとつ、確実な土台を一緒に作り直していきましょう。

