理科・社会の用語が覚えられないときは、書く回数を増やす前に、「正しく読めるか」「言葉の意味を説明できるか」「答えを隠して思い出せるか」を確認しましょう。文字の並びだけを覚えようとしているのか、意味は分かるのに用語が出てこないのかによって、必要な練習が変わります。
トラスティスクールでは、まず読み方と、用語に使われている漢字の意味を確認します。そのうえで、理科は図を描いて仕組みを説明し、社会は出来事や制度のつながりを言葉にする練習へ進めています。
理科・社会を勉強しているのに、テストで答えが出てこない方へ
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この記事では、中学生と保護者の方に向けて、用語の覚え方、理科・社会それぞれの説明の練習、理解を確かめる方法を紹介します。一問一答では答えられるのに、記述や資料問題になると止まってしまう場合にも、復習の手がかりとしてお使いください。
「覚えられない」の中身を分ける
まず、テストやワークで間違えた問題を見て、どの段階で困ったかを確認します。
- 用語を正しく読めない
- 用語を見ても、意味が分からない
- 意味は分かるが、何も見ずに用語を答えられない
- 似た用語を取り違える
- 用語は答えられるが、理由や仕組みを説明できない
- 一問一答なら答えられるが、資料・グラフ・実験の問題では使えない
複数が重なっていても構いません。「理科が全部苦手」「社会は暗記ができない」とまとめず、今の問題で止まったところを一つ確認しましょう。
例えば、用語の意味が曖昧なら、隠して答える練習だけを増やしても、似た言葉との区別はつきにくいままです。先に説明や図へ戻り、違いを確かめる必要があります。
トラスティスクールで最初に確認するのは、読み方と言葉の意味
用語を声に出して読めるか確かめる
トラスティスクールでは、用語が覚えられない生徒に、まずその言葉を読んでもらいます。
読めない場合は、教科書などで読み方を確認します。見慣れない漢字が続く用語でも、読み方を確かめてから意味と結び付けていきます。
読むだけで覚えたことにはなりませんが、文字の形だけを写し続けていないかを確認する出発点になります。
漢字の意味を、身近な言葉で説明してみる
次に、用語に使われている漢字や言葉の意味を確かめます。
「この部分は、普段の言葉で言うとどんな意味?」と問いかけ、単なる文字列として覚えようとしていないかを見ます。意味や背景が抜けている場合は、教科書の説明や図に戻ります。
ただし、漢字から想像した意味だけで、用語の定義を決めないことも大切です。漢字は理解の手がかりとして使い、理科・社会での正確な意味は教材と照らし合わせます。
指導方針の提供:トラスティスクール塾長
理科は、図を描きながら仕組みを説明する
理科では、用語と一緒に「何が起きているか」「どの条件が関係しているか」を確認します。
トラスティスクールでは、現象や仕組みについて、本人が図やイラストを描きながら説明する練習を取り入れています。上手な絵を描くことが目的ではありません。言葉だけでは曖昧になっている関係を、見える形にするためです。
図に、名前・矢印・条件を書き込む
例えば、次のような順番で整理します。
- 関係するものや、実験の装置を簡単に描く
- 必要な部分に名前を書く
- 動きや変化がある場合は、矢印で示す
- どんな条件で起きることなのかを書き添える
- 図を指しながら、仕組みを言葉で説明する
描いた後は、教科書の図と比べます。矢印の向き、名称、位置関係、条件などに誤りや抜けがないかを確認してください。
実験問題は、用語と結果を結び付ける
実験の問題で止まった場合は、用語を覚えているかだけでなく、次の点も確かめます。
- 何を調べる実験なのか
- 何を変えて、何を同じにしているのか
- 何を観察・測定しているのか
- 結果から何が分かるのか
実験結果として示されていることと、そこから考えられることを分けて説明しましょう。答えを覚えるだけでなく、どの結果を根拠にしたかを示せるかが確認のポイントです。
社会は、用語を前後のつながりと一緒に説明する
社会では、一つの用語を覚えるだけでなく、出来事や制度、地域の特徴との関係を整理します。
トラスティスクールでは、「誰が・なぜ・何をして・その結果どうなったか」を本人の言葉で語ってもらい、言葉だけを丸暗記していないかを確認しています。
ただし、歴史・地理・公民では、整理したい内容が異なります。すべてを人物中心の話にする必要はありません。
歴史は、背景・出来事・結果をつなげる
歴史の用語は、次の順番で説明してみます。
- いつ、どこでの出来事か
- その前に、どんな状況や課題があったか
- 誰が、何をしたか
- その結果、何が変わったか
ここでいうストーリーは、覚えやすくするために話を作ることではありません。教科書に書かれた事実や関係を、筋道立てて説明することです。
後に起きた出来事だからといって、必ず前の出来事が原因とは限りません。複数の背景がある場合も、無理に一つの理由へまとめないようにしましょう。
地理は、場所・特徴・関係する条件を整理する
地理では、場所を地図で確認したうえで、気候・地形・産業・交通などの特徴を整理します。
地域の特徴を説明するときは、「どこにあるか」「どんな特徴があるか」「どの資料から分かるか」を組にして考えましょう。関係する条件は、教科書や資料で確認します。
地域名と特徴の一対一の暗記だけで終わらず、地図や統計の中でも判断できるかを確かめます。
公民は、制度の目的と役割を説明する
公民では、「何のための制度か」「誰がどんな役割を持つか」「どのように進むか」を整理します。
似た名前の制度や機関がある場合は、役割の違いを並べて説明してみてください。名称を言えるだけでなく、説明を読んでどの制度のことか判断できるかも確認します。
覚えたかどうかは、二つの方向から確かめる
トラスティスクールでは、用語から意味を説明するだけでなく、説明や現象から用語を答える確認も行います。
用語から、意味や仕組みを説明する
教材を閉じて、「この用語は、どういう意味?」と自分に問いかけます。
教科書の文章をそのまま言うことだけを目標にせず、下の学年の人にも伝わる言葉で説明してみましょう。ただし、必要な専門用語や条件まで省かないようにします。
説明した後は教材と比べ、意味が変わっていないか、大切な内容が抜けていないかを確かめます。
説明や現象から、用語を答える
反対に、用語を隠して説明だけを読み、「これは何のことか」と答えてみます。
用語を見れば説明できても、説明から名前が出てこない場合は、そちらの方向で思い出す練習を加えます。書いて答える必要がある学習では、口で言えるだけでなく、見ずに正しく書けるかも確認してください。
指導方針の提供:トラスティスクール塾長
読む・思い出す・確かめるを一組にする
家庭学習では、次の流れで進められます。
- 読む: 用語の読み方、意味、関連する図や説明を確認する
- 閉じる: 用語から説明する、説明から用語を答える
- 比べる: 教科書や解説と照らし、誤りや抜けを確認する
- 直す: 分からなかった部分に戻り、もう一度説明する
- 日を空ける: 翌日や数日後に、見ずに答えられるか試す
回数や間隔を全員同じにする必要はありません。学校の課題や理解の状況に合わせて、取り組む範囲を調整します。
いつも同じ順番で答えている場合は、項目の順番を変えてみる方法もあります。前後の並びを手がかりにしているだけではないかを確かめるためです。
一度正解した項目も、後日少しずつ確認します。間違えた項目だけに絞り続けて、以前覚えた範囲をまったく見なくなることは避けましょう。
解き直しメモの記入例
以下は記録の書き方を示す架空例です。実在の生徒の答案や当塾の指導実績ではありません。
例1:用語の読み方と意味が曖昧だった
- 確認したこと: 用語を正しく読めず、意味も説明できなかった
- 次にすること: 読み方と教科書の説明を確認し、関連する図と結び付ける
- 確認方法: 教材を閉じ、用語の意味を短く説明する
例2:似た用語を取り違えた
- 確認したこと: 二つの用語の説明を逆に覚えていた
- 次にすること: それぞれの意味と違いを並べて整理する
- 確認方法: 順番を変えた説明から、該当する用語を答える
例3:用語は分かるが、資料問題で間違えた
- 確認したこと: グラフの単位を確認せず、数値を読み違えた
- 次にすること: 表題・軸・単位を確認してから読み取る
- 確認方法: 別の資料でも、根拠にした数値や箇所を示して答える
「書けなかった」という結果だけで、原因まで決めつけないことが大切です。なぜ止まったか分からない場合は、その問題を先生に見せて一緒に確認しましょう。
一問一答の次は、知識を問題の中で使う
用語を思い出せるようになったら、学校のワークなどで、その知識を使う問題にも取り組みます。
記述問題は、問いに合った説明になっているかを見る
自分の言葉で説明できても、質問に答えているとは限りません。
「理由」を聞かれているのに結果だけを書いていないか、指定された語句や条件を満たしているかを確認します。解説と表現が違っていても、必要な内容が含まれているかを見ましょう。判断に迷う場合は、先生に確認してください。
資料問題は、読み取りと知識のどちらで止まったかを分ける
資料やグラフでは、表題・時期・地域・単位・凡例などを確認します。
そのうえで、資料自体を読み違えたのか、読み取れた情報と知識を結び付けられなかったのかを分けます。同じ形式を練習するだけでなく、必要に応じて用語や仕組みの確認にも戻りましょう。
理科の計算問題では、暗記以外に、数量の関係や式の扱いが課題になっていることもあります。「理科・社会だから覚える量を増やす」と一律に考えないことが大切です。
保護者は、毎日の暗記チェックを担当しなくてもよい
保護者が毎日問題を出したり、ノートを点検したりすることを必須にする必要はありません。
本人が説明を聞いてほしいと希望した場合は、短く聞く手助けもできます。ただし、正誤を家庭だけで判定する必要はありません。曖昧な点は教材で確かめ、分からなければ先生へ相談しましょう。
学習管理をめぐって親子で衝突している場合は、家庭での確認をいったん手放すことも選択肢です。トラスティスクールでは、宿題の確認や目標設定、進捗管理を本人と進め、できるようになったことを保護者の方へお伝えします。
ご家庭では、食事や休息、予定の調整など、落ち着いて過ごせる環境を支えていただくことをお願いしています。保護者の方が感じている不安も、塾へご相談ください。
よくある質問
書いて覚えるのと、声に出すのはどちらがよいですか?
何ができていないかに合わせて使い分けます。意味の説明なら声に出す方法も使えますが、漢字を正しく書くことが課題なら、見本を隠して書く確認が必要です。
どちらの方法でも、教材を見ながら繰り返すだけで終わらず、見ずに答えられるかを確かめましょう。
一問一答集だけでテスト対策になりますか?
用語を思い出す練習には使えますが、記述・資料・実験・計算などの問題には、それぞれの確認が必要です。
一問一答で答えられる範囲も、学校のワークなどで別の聞かれ方をされたときに使えるかを確かめてください。
説明できるのに、用語の名前が出てきません。
説明から用語を答える練習を加えましょう。意味を理解していることと、名称を自力で取り出せることは、分けて確かめます。
書いて答える問題に備える場合は、読み方だけでなく表記も確認してください。
テスト前に、まとめノートを作り直した方がよいですか?
教科書やプリントに必要な情報がそろっているなら、全体を写し直す必要はありません。答えを隠して確認し、出てこなかった項目や混同した部分に時間を使う方法があります。
情報が散らばっている場合は、必要な部分だけをまとめても構いません。ノートを完成させることより、見ずに説明・解答できるかを確かめる時間を残しましょう。
まずは一つの用語を、二つの方向から確かめる
理科・社会の用語が覚えられないときは、読み方と意味を確認し、仕組みや前後のつながりと一緒に整理します。
理科は図を描いて説明する。社会は出来事・地域・制度の関係を言葉にする。その後、教材を閉じて「用語から説明」「説明から用語」の両方を試してみてください。
説明できない部分や、名前が出てこない部分が見つかれば、次に戻る場所が分かります。まずは今日学んだ用語を一つ選び、自分で確かめるところから始めましょう。
幕張本郷で、理科・社会の学習をご相談したい方へ
「何度読んでも用語が出てこない」「一問一答はできるのに、記述や資料問題で点を落とす」。そんなときは、トラスティスクールへご相談ください。
普段の教材や間違えた答案があると、どこで困っているかを伝えやすくなります。無料体験授業では、授業の分かりやすさや教室の雰囲気を確かめていただけます。
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